はじめに
佐賀県みやき町にある株式会社シマブンの経営者や広報担当、技術担当の方と、これから面白いことを一緒にしていこうという話をざっくばらんにしてきました。
シマブンさんは、溝にフタをする「グレーチング」というモノを、企画・開発・製造・販売しています。
今回は、身近な存在だがよく知らない「グレーチング」の世界について、得た知識を写真と共にご紹介します。
想像以上に日頃からお世話になっている「グレーチング」
溝にフタをしているグレーチング。想像以上に身の回りに溢れた存在です。
道路の側道、お風呂場、トイレ、バルコニー、プールサイド、厨房など。
私たちは、衛生的に快適に過ごすため、実は様々な溝に囲まれて生活しています。普段存在に気が付かないほどストレスなく過ごせている背景には、性能の高いグレーチングが開発し続けているシマブンさんのようなメーカーの存在があるからです。
色や素材はさまざま。高級品も。
ひと昔前は、グレーチングといえば鉄やステンレス、樹脂など無機質で単色のモノばかりでした。
現在は、デザインなどの重要性の高まりも受け、純木製のグレーチングも増えてきています。ヒノキ風呂の横の排水溝は、ヒノキのグレーチングでフタをしたいなど。
メーカー保証50年?!
木製の素材の中には、耐久抗菌耐用年数のメーカー保証が、屋外で50年、地中および淡水中で25年という驚異的な素材「アコヤ」もあります。
技術により木製でも腐りにくい素材も出てきています。ニッチな業界かもしれませんが、必要とされ続け、要望もさまざま変わり続け、進歩し続けている業界です。
グレーチング業界は越境する
グレーチングは国内だけに留まる市場ではないので、世界を舞台に戦えます。シマブンさんは、東南アジアなどの高級ホテルなどと取引されているそうです。
世界にはどのようなニーズがあるのか気になります。今回はそこまで踏み込んで聞けませんでした。
おわりに
都会に行かなくても面白い会社や仕事は地元にたくさんあります。
これからも少しずつ地元の仕事を紹介していきます。