海外FXスプレッドを徹底比較！最狭＆低スプレッド口座はどこ？【2025年6月最新版】
海外FXを始めるにあたって、「国内FXよりもスプレッドは有利なの？」「もっともスプレッドが狭い業者はどこ？」と疑問を抱く方は多いでしょう。
スプレッドは業者や口座の種類によって異なります。したがって、スプレッドの狭い環境で取引することが、取引コストの削減と最終的な利益アップに直結します。
この記事では、FX歴17年の編集部（FXの窓口合同会社 編集長 黒木巌）が、主要海外FX業者のスプレッドを徹底的に比較し、コスト面で優位な業者をランキング形式で紹介します。
海外FXのスプレッドとは？
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まずは「スプレッドとは何か」について簡単に確認していきましょう。
- スプレッドの基本的な意味
- スプレッドの幅は業者ごとに異なる
以下で詳しく解説します。
スプレッドとは
スプレッドとは売値（BID）と買値（ASK）の差を指し、以下のように計算されます。
- 計算式：「売値（BID） − 買値（ASK） × 取引回数」
- 例：ドル円の売値が150.000、買値が150.010の場合
差額は150.000－150.010＝0.010円
→ 0.010円（=1pips）がスプレッド
スプレッドはトレーダーにとってのコストとなるため、スプレッドが狭い業者を選ぶことが重要です。
スプレッドの狭さは業者ごとに違う
海外FXでは、業者や口座のタイプによってスプレッドの広さが異なり、以下のような傾向があります。
| スプレッドが狭い業者 | スプレッドが広い業者 |
|---|---|
| ボーナスが少なめ 最大レバレッジが控えめ |
ボーナスが豪華 最大レバレッジが高い |
初心者はスプレッドよりも豪華なボーナスを重視するのも一つの選択肢です。
一方で、中上級者で頻繁に取引を行う方は、スプレッドの狭い業者を選ぶことで効率よく利益を追求できます。
海外FX業者と国内FX業者のスプレッドの違い
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海外FXと国内FXでは、スプレッドに関していくつかの明確な違いがあります。
- スプレッドの仕組み
- 口座の種類
- スプレッドの単位
順に詳しく見ていきましょう。
スプレッドの仕組み
スプレッドには固定スプレッドと変動スプレッドの2種類があります。
| 海外FX業者 | 国内FX業者 | |
|---|---|---|
| スプレッド形式 | 変動スプレッド | 固定スプレッド |
| メリット | 取引コストが抑えられる | スプレッドの変動リスクが少ない |
| デメリット | 相場の影響で広がる可能性がある | 「原則固定」で完全に固定とは限らない |
国内FX業者の固定スプレッドは、通常時には安定していますが、やや広めになる傾向があります。
対して、海外FX業者の変動スプレッドは、市場の状況によって変動しますが、流動性の高い時間帯では非常に狭くなることがあり、取引コストを抑えるのに有利です。
口座タイプの違い
国内業者は基本的に1種類の口座しか提供していませんが、海外FX業者は複数の口座タイプを提供しており、自分の取引スタイルに合わせて選べます。
STP口座とECN口座
海外FXでは、主に以下の2種類の口座が用意されています。
- STP口座：初心者向け。手数料不要で、スプレッドのみが取引コスト。
- ECN口座：中上級者向け。スプレッドは狭いが、手数料が別途発生。
| 項目 | STP口座（初心者向け） | ECN口座（中上級者向け） |
|---|---|---|
| スプレッド | 普通 | 狭い |
| 取引コスト | スプレッドのみ | スプレッド＋手数料 |
| ボーナス | 受け取り可能 | 基本的に対象外 |
| レバレッジ | 高め | やや控えめ |
| 最低入金額 | 少額からOK | 比較的高め |
それぞれの特徴を理解し、自分に合った口座を選びましょう。
どちらを選べばいいか迷った場合は、まずSTP口座で取引に慣れてから、必要に応じてECN口座に切り替えるのがおすすめです。
スプレッドの単位
海外FXでは「pips」、国内FXでは「銭」が使われるのが一般的です。
| 種類 | 海外FX業者 | 国内FX業者 |
|---|---|---|
| 単位 | pips | 銭 |
| 1円 | 100 pips | 100 銭 |
| 0.1円 | 10 pips | 10 銭 |
| 0.01円 | 1 pips | 1 銭 |
この対応表を知っておくと、pipsと銭の換算がスムーズにできるようになります。
ちなみに、海外FXでも日本円の通貨ペアでは「銭」が使われる場合もあります。
海外FXのスプレッドを口座タイプ別に比較する際のポイント
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多くの海外FX業者では、複数の口座タイプを用意しており、それぞれの取引条件に違いがあります。
- STP口座
- ECN口座
それぞれの口座タイプでスプレッドの考え方も異なるため、違いを整理しておきましょう。
STP口座
STP口座（初心者向け）は「NDD STP方式」を採用しており、取引コストはスプレッドのみです。
手数料が発生しないため、スプレッドだけでコストが把握でき、わかりやすいのがメリットです。
ECN口座
一方、ECN口座（中上級者向け）は「NDD ECN方式」によるもので、スプレッドが狭く安定している反面、取引手数料が別途かかります。
そのため、総コスト＝スプレッド＋取引手数料で判断する必要があります。
スプレッドだけを見て最も狭い業者を選んでも、手数料が高ければコストが割高になる場合もあるため注意しましょう。
海外FXのスプレッド比較一覧
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以下は、STP口座とECN口座に分けて、各海外FX業者のスプレッドを比較した一覧です。
STP口座（初心者向け）スプレッド比較表
STP口座は手数料がかからないためシンプルで扱いやすいですが、スプレッド自体はやや広めに設定されている傾向があります。
コスト面だけで比較するなら、スプレッドが狭くトータルコストの低いECN口座の方が有利です。
ただし、STP口座には高いレバレッジや豊富なボーナスがあるというメリットもあります。
資金に余裕がない方や、これから海外FXを始める初心者には、まずはSTP口座で慣れてから、状況に応じてECN口座に切り替えるのがおすすめです。
ECN口座（中上級者向け）スプレッド比較表
ECN口座では、STP口座よりも全体的にスプレッドが狭く、約定力や透明性も高いのが特徴です。
取引コストはスプレッド＋手数料となりますが、トータルコストを抑えたい中・上級者に適した口座タイプです。
※AXIORYのナノ口座はECN口座と同様のスペックであるため、本比較ではECN口座として扱っています。
スプレッドが狭く、より正確な取引環境を求める方には、ECN口座の利用が有力な選択肢です。
一方で、レバレッジの制限やボーナスが対象外となる場合があるため、取引目的に応じた判断が必要です。
海外FXスプレッド徹底比較ランキング【第1位～第9位】
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多数の海外FX業者のスプレッドを比較した上で、最もスプレッドが狭い業者をランキング形式で紹介します。
第1位：XM
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- 日本人ユーザーに人気の高い海外FX業者
- KIWAMI極口座によって低スプレッドを実現
- 13,000円の口座開設ボーナスで試せる
XMは日本市場向けに2015年からサービスを展開し、信頼性・安全性・取引実績ともに高い評価を得ています。
2022年10月に登場した「KIWAMI極口座」は、極小スプレッド・注文執行率100％・最大レバレッジ1,000倍といった高スペックな環境を提供。
スプレッドを重視する方はもちろん、スキャルピングにも適した仕様のため、ぜひ一度試してみる価値があります。
第2位：Vantage
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- 1500万口座以上のユーザー実績
- 豪華なボーナスキャンペーンを実施
- スタンダード口座はスプレッド狭め＆手数料無料
Vantageはスタンダード・ECN・プレミアムの3つの口座タイプを提供しており、特にスタンダード口座は低スプレッドかつ高速約定が魅力です。
初心者から上級者まで幅広く対応できる業者として注目されています。
第3位：Exness
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- 業界最大クラスの取引量
- プロ口座は圧倒的な低スプレッドを実現
- レバレッジ無制限＆ロスカット水準0％
Exnessは、中～上級トレーダーから特に支持されている実力派業者です。
スプレッドは常に狭く、自己資金10万円から100万円超を目指せる環境が整っています。
ただし、ボーナスキャンペーンは実施していないため、自己資金に余裕のある方向けです。
第4位：iFOREX
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- 25年以上の運営実績で信頼性抜群
- 手数料無料＆スプレッドも業界最狭水準
- 高い約定力に定評あり
iFOREXはエリート口座を中心に、取引コストを極限まで抑えた環境を提供しています。
最大レバレッジは400倍と控えめですが、大ロットの取引を希望するトレーダーから人気があります。
日本語サポート対応＆長年の実績があり、安心して利用できる業者の一つです。
第5位：AXIORY
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- スキャルピングに最適な口座設計
- 約定率99.9％と高水準
- 全体的にスプレッドが低め
AXIORYは日本人トレーダー向けにサービスを展開しており、安全性と信頼性の高さで評価されています。
スタンダード口座・ナノ口座ともにスプレッドが狭く、スリッページの発生も少ない点が魅力です。
初めての方は、手数料不要でコスト管理がしやすいスタンダード口座から始めるのがおすすめです。
第6位：TitanFX
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- 高速約定×低スプレッド
- 特にゴールドのスプレッドが優秀
- キャッシュバックの実績あり
TitanFXは、中〜上級者からの信頼が厚い海外FX業者で、特にゴールド取引に強みがあります。
ゼロブレード口座では狭いスプレッドと安定した約定力が両立しており、ゴールド専用口座として利用するトレーダーも多数。
第7位：Tradeview
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- 最小スプレッド0.0pips～
- ECN方式で透明性が高い
- スリッページが起こりにくい
Tradeviewは、プロトレーダーや機関投資家からも選ばれるハイスペックなFX業者。
スプレッドの狭さだけでなく、約定スピード・安定性にも優れているのが特徴です。
第8位：BigBoss
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- 常時開催の豪華ボーナス
- 最大レバレッジ2,222倍（条件あり）
- 日本語サポートも充実
BigBossは、ボーナスやレバレッジの豊富さで人気の海外FX業者。
スプレッドも狭く、初回ボーナスを使って取引環境を試せるため、コストを抑えたい方や初心者にも適しています。
第9位：HFM
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- 最大レバレッジ2,000倍
- ゼロ口座は低スプレッド設計
- コピートレード対応
HFMは、ゼロスプレッド取引やコピートレード対応など独自の強みを持つ海外FX業者。
コストを重視したい方、もしくは戦略に自信がない方でも、プロのトレードを真似て利益を狙える仕組みが魅力です。
スプレッドが狭くてもDD方式の可能性がある海外FX業者に注意
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スプレッド比較ランキングには載っていないものの、低スプレッドを提供している業者も存在します。
ただし、それらの業者がランク外となった理由は、NDD方式を謳っていながら、実際はDD方式を採用している可能性があるためです。
海外FXの取引方式には「NDD方式」と「DD方式」の2種類があります。
- NDD方式：市場と直接つながる取引方式で、透明性が高く不正のリスクが低い
- DD方式：業者を経由する間接取引方式で、スリッページや価格操作のリスクがある
すべてのDD方式業者が不正を行っているわけではありませんが、スキャルピングやデイトレードなど精度が求められるトレードでは、NDD方式の業者を選ぶのが無難です。
スプレッド重視で海外FX業者を選ぶ際の3つの基準
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- 自分に合ったスプレッド条件を選ぶ
スプレッドが狭い業者は、ボーナスやサポート面を犠牲にしている場合もあるため、取引スタイルに合った業者を選ぶことが重要です。 - 取引通貨ペアごとのスプレッドで選ぶ
スプレッドの平均値だけでなく、自分が取引する通貨ペアのスプレッドを比較しましょう。 - 約定率の高さで選ぶ
スプレッドが狭くても、約定率が低ければ取引タイミングがズレて損失につながる可能性があります。スキャルピングや短期トレードでは特に重要な要素です。
なぜ海外FX業者のスプレッドは広いのか
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国内FXから海外FXに移行したトレーダーの中には、「海外FXはスプレッドが広い」と感じる人もいるでしょう。
確かにスプレッドだけを見ると国内FXが有利に見えますが、取引方式などの全体構造を見れば一概にそうとは言えません。
| 注文方式 | メリット・デメリット | |
|---|---|---|
| 海外FX | NDD方式が主流 | ・透明性が高い ・スリッページが少ない ・ECN口座は手数料が発生する |
| 国内FX | DD方式が主流 | ・固定スプレッドで安定した取引が可能 ・業者との利益相反の構造 ・透明性に課題あり |
DD方式では業者が顧客の注文を処理するため、価格の操作が可能であり、トレーダーの損失が業者の利益になるケースもあるという構造的リスクがあります。
一方、NDD方式の海外FX業者は、注文を直接市場に流すため、価格操作のリスクがなく公平な取引環境を提供しています。
取引手数料がかかる場合もありますが、長期的に見れば公正な取引環境が利益につながる可能性が高いため、透明性の高い業者を選ぶことをおすすめします。
国内FXは低スプレッドでもスリッページのリスクが高い
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国内FXではスプレッドが狭いというメリットがある一方で、DD方式によるスリッページのリスクが高いというデメリットがあります。
特に急な価格変動時や流動性の低い通貨を扱う際には、約定が遅れたり、希望しない価格で成立するケースが多く、結果的にコストがかさむことがあります。
さらに、リーマンショックやスイスフランショック級の相場変動では、口座残高がマイナスになってから約定する恐れもあります。
海外FX業者には基本的にゼロカットシステムが備わっているのに対し、国内FXには追証リスクがあるため、資金管理の面でも注意が必要です。
スプレッドが狭い海外FX業者はスキャルピングに最適
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短期取引を中心としたスキャルピングでは、スプレッドの狭さと約定力の高さが重要です。
その点、NDD方式＋ECN口座の組み合わせを提供している海外FX業者は、透明性の高い取引環境と安定した約定力を両立しています。
特にXMの「KIWAMI極口座」は、極小スプレッド・高約定率・最大1,000倍のレバレッジを兼ね備え、スキャルピングにもってこいの環境です。
海外FXのスプレッドで注意すべき2つのポイント
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- 公表スプレッドは必ずしも実際の取引条件を反映していない
- スプレッドだけで業者を選ぶのは危険
スプレッドの表記に惑わされない
公式サイトに掲載されているスプレッドは、最低値・平均値・一時的な値であることが多く、常にその数値で取引できるとは限りません。
また、スプレッドの狭い通貨ペアのみをアピールしている業者もあるため、実際の取引環境を確かめることが大切です。
スプレッドだけに注目するのは危険
取引コストはスプレッドだけでなく、約定力や取引手数料も含めた総合的な視点で判断すべきです。
狭いスプレッドでも注文が通らなければ意味がなく、スリッページや約定拒否で損失が拡大するリスクもあります。
そのため、低スプレッドかつ高い約定力を兼ね備えた業者を選ぶのが賢明です。
海外FXスプレッドのまとめ
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スプレッドとは、売値と買値の差額であり、実質的な取引コストに直結します。
コストを抑えて有利にトレードしたいなら、スプレッドが狭く約定力の高い口座を選びましょう。
| 業者 | 特徴 |
|---|---|
| XM | 日本人トレーダーに人気No.1 KIWAMI極口座は「幻のスプレッド」とも呼ばれるほど狭い |
| Vantage | 約定スピードが安定しており、スプレッドも優秀 |
| Exness | プロ口座は業界トップクラスの低スプレッドを誇る |
とくにおすすめなのはXMのKIWAMI極口座です。
低スプレッド・高約定率・高レバレッジを備えた理想的な環境で、スキャルピングから中長期取引まで幅広く対応できます。