はじめに
2020年7月より、地域の学生と社会人が一緒に学ぶ講座を月1〜2回のペースで開講しています。
地域の大学である久留米工業大学と、地場企業である弊社(株式会社サンカクキカク)が産学連携で、地域で課題解決人材を育成する取り組みに挑戦しています。
地域には課題が山積みです。都心から地域に優秀な人材を連れてくることも良いですが、地域事情に詳しい地域の人材で課題解決できるようになることの方が大事だと思います。
そんな想いから始まった本プロジェクト。第4回目講座となるアイデア発想法講座を9月23日に開講しました。
その時の様子と感想をお伝えします。
アイデア発想法講座をオンラインで開講しました
講座は、社会人と学生合わせて10数名の受講者とサポーターとして久留米工業大学の先生が3名、司会進行として私1名で開講しました。
オンライン講座は、オンライン会議ツールであるZoomを使って開講しています。
今回は、新しいツール「miro」を使って、オンライン上でホワイトボードを使うようなワークにチャレンジしました。
アイデア発想法講座のゴールは3つ
- アイデア発想の方法を知る
- アイデア発想の練習をする
- アイデア発想の力を伸ばす宿題を持ち帰る
アイデア発想法講座の内容はこちら
- 本日のゴールと流れの確認
- 連想ゲーム(頭の準備体操)
- アイデア発想の方法を知る+練習する「ブレインストーミング+KJ法」
- アイデア発想の方法を知る「マンダラート」
- 宿題説明
「アイデア発想法講座」を開講してみた感想
オンラインで「ブレインストーミング&KJ法」は実践できる
ブレスト&KJ法と聞くと、リアルな会場に集まって、ポストイットにペンでアイデアを書いて、ポストイットやペンを触りながら整理するというイメージがあると思います。
今回は、それをオンラインでできるツール「miro(無料)」を導入し、オンライン上でできないかチャレンジしました。
最初に操作説明は簡単に行いましたが、すぐに皆さん慣れて自由に操作している様子でした。
各チームが実際にまとめた様子を共有します。
テーマは「都会からの地方移住者を増やす方法」です。短い時間で、多くのアイデア出しと見やすい整理に取り組んでもらいました。
ファシリテーターの能力に成果が左右される
今回の講座では、教授陣に1名ずつ各チームに入ってもらい、ワークを進めました。
教授陣の進行能力の高さにより、短い時間(ワーク全体で35分間、ブレスト自体は15分間)でも、ブレストやグルーピング、各グループの関係性などの整理を学びある形でアウトプットできました。
これが学生さん主導だと、いきなりここまでの成果は難しかったのではないかと思います。学生さん主導でする場合は「ファシリテーション講座」を入れる必要があると感じました。
90分はあっという間に終わる
1回の講座は90分という制限時間があります。
正直なところ、35分のワークを3回は実施したかったです。講座参加者からは、「もう少しやりたい」という気持ちが雰囲気で伝わってきました。
普段このようなワークをする機会は少ないと思います。講座後も、遊ぶようにスキルを継続して伸ばせるような「場」があるといいなと思いました。
おわりに
講座に関わる方全員が協力的で、とても良い雰囲気の中で講座を開講できていると実感しています。
次回は「プレゼンテーション講座」です。先生方と連携し、しっかり準備していきます。